たまに、『奥様にはどのようにしてフリーメイスンのことを説明されましたか?』と訊かれる。
その質問の理由を問うと、大抵の場合『自分は上手く説明できないから、コソコソとやってます』と返ってくる。
このような質問をしてくるのは日本人の若いメイスン、およそ30代~40代前半くらいが多い。
外国人のメイスンで同じようなことを考えている人はまずいない。
そしてそのような質問に私はいつも落胆する。そして少しキレる(笑)
なぜって、妻や家族にもフリーメイスンのことを説明できないということは、本人もフリーメイスンについて
理解していないことになる。何かやましい気持ちでもあるのだろう。
これは本当に残念だし、腹立たしい。
男同士で集まって、定例会では入会希望者の報告やチャリティーの活動予定・内容などを共有し、
会議後に食事して帰宅。或いは飲みにいく。たまの晩餐会では他のロッジのメイスンとも交流を広げる。
これのどこにやましい要素があるのだろうか?
私の妻も同様にキレる(笑)
『だったら、一度奥さんをBanquetに連れてくればいいじゃない。』
その通りなのだが、なぜか日本人メイスンの中には、メイスンになってしばらくしても妻に話せないらしい。
そんな夫婦関係もどうかと思う。しかも、あんなに国際的な社交場に通うメンバーなのに、
それを誇れないなんて。
海外の古い映画ですら、夜遅く帰宅するメイスンに対して、その妻が『あんた、また今夜も遅くまで
メイスン達と飲んで帰ったの!』とカミナリを落とすような、単なる社交場として認知されているのに。
本当にフリーメイスンを愛しており、彼の生活の一部になっていれば、妻の理解を得ることなど
当然のことで、しかも特に説得などしなくても自然と協力を得られるのに、最近の若いメイスン、
恐らくネット世代なんだろうか、大してフリーメイスンのことを勉強せず、表面上のノイズに毛が生えた
ような情報だけで近寄ってきたメイスンにはこれができない。
(自宅に届く郵便物はどうしているのか逆に訊いてみよう。)
儀式中の訓辞の練習を手伝ってもらえる人もいる。
私も結婚前から自分のことは妻に話しているし、定例会以外のほとんどのパーティーやイベントには
夫婦で同席する。
私にとっての社交場であるが、同時に妻にとっての社交場でもあるのだ。
但し、大人の世界なので、子供はお留守番だけどね(笑)
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