フリーメイソン―西欧神秘主義の変容

この人、きちんとフリーメイソンについて研究しているので非常に好感を持っている。
読んだのは随分と前だが、変な陰謀論もなくNeautralにフリーメイソンと対峙している。
片桐PGMの本と並んで入門書に最適。簡単に『フリーメイソンとは』が理解できると思う。



参入儀礼（Initiation：イニシエーション）についても書かれているので、
ひょっとしたら彼もメイソンなのかな？
まぁRitualから読み解いたのかも知れないが、実際に儀式を受ける人の気持ちまで解説して
あったと思うので、その辺を以下にして描いたのか。

間違いなく良書ですよ。

加治さんの脚色の乗った本は、それはそれで読み物として楽しいが、今回ご紹介した本のように
歴史も踏まえてきちんと解説してくれる本は必読。

フリーメイソンに関する本を読む時には大切なポイントがあり、

『石の扉』とこの本のどちらを先に読むかで、フリーメイソンに入る時・入った後での『話し相手』が
変わるとか変わらないとか(笑)！！！

陰謀論好きと史実研究派の壁は案外厚かったりして(笑)

・・・ま、これらは入会して５年未満くらいの『にわかフリーメイソン』にしか見られない傾向なのでご安心を。
歳を重ねていけば、その辺はどうでもよくなってくるものです。