フリーメイソンの試験課題

フリーメイソンの試験は口頭試験で、カンニングは一切許されない。
はずである・・・・。いい加減なアメリカン・ロッジ（『アメリカの』という意味もあるが、
Americanizeされたロッジという意味でもある）では、カンニングしてそう。

口頭で試験を行うというのとは別に、フリーメイソンの『方言』が絡んでくる。
内容もの違いも去ることながら、『長さ』。

暗記の苦手な人は、ショート・フォームでも可なロッジが良いだろう。
ショート・フォームであれば、重要な宣誓部分とレクチャーぐらいが言えれば問題ない。

フル・フォーム（ロング・フォームとは言わない）はもちろん全部暗記。
第3階級の試験も当然暗記だ。

フルとショートの好きな方を選べるロッジもあるが、肝心なのはどうやって楽に試験をパスするか
ではなく、あくまでも自分自身の意志に忠実になり、本当に将来のことを考えて選択すべきだ。

なぜなら、
 

試験を行えるのは、一生に一度だけ。第3階級まで試験があるため、3度だけとも言えるが、
それぞれの階級の試験は1度しか受けられない。（落ちるとリテイクだが・・、まず落ちない。
受かる見込みがないと試験を受けられないから。）

第3階級になると別のロッジにアフィリエイト（Affiliate）も可能だが、それでも試験を受ける必要は
基本的にない。（最初の訪問時に身元照会人がいないと試すこともある。）

その生涯に一度きりの試験を、きちんとフル・フォームで済ましたという自尊心の他に、
ショート・フォームの場合は『私は短いバージョンで試験を受けました』というのが一生つきまとう。
これは私は惨めだと思うし、将来コーチ（Coach）になった時にも情けないだろう。

試験は絶対にフル・フォームがおすすめだ。これから入る人は、是非これをわきまえておいて欲しい。