それに所属する会員はそれぞれ仕事をもったビジネスパースンであることが多い。
いやむしろ、定職に就いていることが入会のひとつの条件であるのだが、
メイソンとしてながく活動している会員の中にはすでに退職している者も少なくない。
しかしながら、フリーメイソンという団体はそれで、共通の目的を持った組織であり、
賃金を得る労働とは言えないまでもやるべき仕事というものはある。
そもそも共通の目的というのが世界征服であるから、
そのための仕事というとおよそ以下のようなものになる。
- 政治活動
- 宗教活動
- 破壊工作
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まったくひさしぶりのUpdateになってしまいました。
昨年の金融危機から年があけてすこし景気が上向いたあと、
また2月から3月にかけて落ち込んだりしたあいだに、
私のこのブログを更新してくれていた友人は職を2度変えたのち、
アメリカに留学してしまったので、ブログを書いてるどころではなく
更新できなくなっていたのだが、ようやく彼がパスワードの連絡をくれ、
こちらに駐在できている友人にお願いして更新できるようになった。
最初の彼にはいくつか原稿を送っていたのだが、メールを解約したとか
なんとかでなくなってしまったそうだ。残念だけどこれからまた少しづつ
書いていけたらと考える。
さて、私の方もこの不況のお陰ということもあり、クライアントの資産を
より安全なところへ移すなどの依頼が殺到していたため、いつのまにか
大変忙しい状態になっていた。のんびりと過ごすはずの計画だったけれど、
つきあいで始めたコンサルティングが本業のようになってしまっている。
さて私のことよりもここではフリーメイソンについて語るべきことではあるが、
実は私も多忙だったため日本のメイソンの情報がほとんどない。
されども特に変化があれば便りもあるだろうし、大きな変わりはないであろう。
もう毎年の子供祭りも終えただろうし、これから夏にかけては彼らも休暇シーズンに
入るだろう。
フリーメイソンに関する書籍やWebが至る所に散らばっているのを見るにつけ、
『フリーメイソンリーの秘密とは一体何なのか』と常々感じてしまう。
もちろん書籍やWebの記載が正しいものばかりという訳ではなく、むしろ噂程度の
ものが多いのだが、我々が常日頃から頑なに守っている秘密も容易に手に入る。
フリーメイソンとして大切なのは、本来我々しか知り得ない情報が書物やネットに公開されている
ことはともかく、自ら秘密を明かさないというルールを遵守することである。
自分の立てた誓いに誠実であり続けることに意味がある。
例えば、『握手の方法などネットでどこにでも転がっているのだから教えてくれよ』と言われても、
自ら教えるようなことはないようにすることが大切なのである。
『本当の秘密はあくまでも正式に入会したメイソンだけが知り得るもの』
これを守っていかないと、肝心な部分であるところの『魅力』が失われてしまう。
ネットの普及により本来は秘密とされていることが簡単にメイソン以外にも入手可能になった。
それに対処するために、
何年か前に読んだ本だが、最近日本でも翻訳出版されたそうなので取り上げてみよう。
SR33°のMorris氏による解説本で、これが氏の執筆でなければ『暴露本』と称されるだろう。
はっきり言って、これを読んでおけばフリーメイソンに関するあらゆる疑念が解消され、
また誤解も同様に解けるであろう。各階級の試験に合格して始めて与えられる
シンボルに関するありがたい講義なんかも思い切り書いてある。
また、世界の各地域によって異なる部分こそあれ、儀式の進行やセリフまで載っている。
筆者がアメリカのメイソンであることから、歴史的な背景から現在の体制までをアメリカ中心に
かなり詳しく解説してあるが、現状の日本の主要ロッジおよび日本グランドロッジのことを
考えると、そのまま日本で通用する事項もかなり多いであろう。
しかし翻訳版を読んだ人の感想を聞いたところ、どうやら不自然なほど翻訳に徹しているようで、
例えば『棟梁メイソン』とか『大ロッジ』とか言われても最初はピンとこなかったらしい。
この本はあまりにも多くの実情・事実を正確に記録しているため、私はそもそも
この本(オリジナルの時点で)の是非には疑問があった。しかし私はメイソンではない人々の
ために、『メイソンとは』を説く解説書があっても良いとスタンスが変化している。
ただこれをメイソンになりたての人が、或いはこれからメイソンになりたい人が読むのは
非常に問題があると思う。なぜなら、本来は大勢のメイソンの助力を得て儀式を受け、
講義を与えられる十分な資格があると認められた時に受けるべき講義なのに、この本を
読むと至る所に赤裸々に綴られているからである。
ご丁寧に儀式の内容のセリフ回しまで記載しており、動作の部分や山場である
マスター・メイソン(Master Mason)の階級の儀式こそ触れていないが、普段から密室で
ゴソゴソ秘密を守ってきている我々は何なのかと疑問すら感じてしまうほどだ(笑)
もっとも、儀式の動作やMaster Masonの肝心な逸話は下記DVDで動きで確認できてしまうが・・・。
http://freemasonry.blog.shinobi.jp/Entry/75/
http://freemasonry.blog.shinobi.jp/Entry/77/
この本がフリーメイソンについてあまりにも明快に解説してしまっているため、
私はこの本の読者がメイソンになれないよう調整を図ろうと考えている。
その方法は簡単で、
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